今月のメンバー 木村邦佑

2022年2月1日

2022年2月1日

消難(しょうなん)茅ヶ崎 信隆寺 木村邦佑

私は子供の頃 悪戯だったのでボーイスカウトに入れられました・・・

ボーイスカウトのプログラムは自信、率先、勇気、他助、誠実、機知を持った青年を育むべく設計されていて、共同性を構築するために年齢差のある5~6人の小グループでともに多種多様なことを実践しながら学びます。そして責任感、独立心、自信を涵養しつつ、スカウトたちは最終的に協働性とリーダーシップを学ぶ・・・とされています。

ですが私の場合、本人はそんなこと全然分かっていませんで、単に学校以外の友達がたくさんできたことに喜び、遊び感覚でキャンプやハイク、手作り、もの作りなどをしながらアウトドア感を身につけていきます。簡単なサバイバルや救命方も教わりましたし、ロープワークも仕込まれました。中学生になると勉強は忙しくなかったのですが部活が忙しくなり、本来はこれからが本番のボーイスカウト活動でありましたが、部活を優先してスカウト活動はやめとなりました。しかし乍ら、今考えるとこのボーイスカウト体験は私にとって大きなプラス材料で、私の半分を形成していると言っても過言でないかも知れません。

みんなと一緒に何かを行う。他のためにできることを考える。そして何でも自分でやってみる。そんなこんなで若い頃から「世のため人のため」という言葉は好きでした。

学生の頃には「世界を見たい!」なんて思い、バックパックで長距離バスによるアメリカ横断をし、「刺激が欲しい!」と思い、モスクワ経由でアフリカにも行きました。これは大変刺激になりました。働きだして給料をもらえるようになってからは貧困国の子供の支援(生活費や学費の支援活動に参加 その子から手紙が来るのが楽しかったです)や、ユニセフへの寄付(当時は通帳から毎月一定額が引かれる設定をしていました)をしたり、そして後には震災のボランティアにも行かせて頂きました。その様な感じで、今までなんとなくでも自分なりに社会貢献ができたのは前述の若い頃の経験が影響していると思います。

中年を過ぎようとしている今・・・いや、中年のピークにさしかかった今、茅ヶ崎ロータリークラブを通じて新たな社会貢献ができるようになり、嬉しく思っています。ロータリークラブの素晴らしいところは人の縁をたくさん頂けること。そして参加しているだけで勝手に社会貢献できることです。本人が知らないうちに社会貢献できちゃってますので、ありがたいです。

「四つのテスト」と言う素晴らしい言葉にも出会えました。ロータリー会員の方々は知っての通りでしょうが、一般の方にも知って欲しい言葉です。

「四つのテスト」

言行はこれに照らしてから

一、真実か どうか

一、みんなに公平か

一、好意と友情を深めるか

一、みんなのためになるかどうか

良い言葉です。

宮沢賢治の「雨ニモマケズ・・・」を思い出します。日本人にはこちらの方がなじみ深いかもしれません。

「人の価値」を決めるのは行動です。その人が「何を言ったのか」ではなく「何をしたのか」が大事なのだと思います。そしてプラスアルファ「楽しい!」これ 大事です。

少しずつでも「世のため人のため」に何かできれば、自ずと楽しい人生になるのではないかと思っています。