歴史と伝統のある茅ヶ崎ロータリークラブ２０２３～２０２４年度会長を務めさせていただくこととなりました。若輩者ではございますが、このような素晴らしい機会を与えてくださったクラブの皆さまに感謝申し上げます。

歴史とは歳月であり、我がクラブの64年間という歳月は、現会員の約4分の3の会員が創立時に生まれていなかったことを考えるととても重く貴重なものです。そして伝統とは茅ヶ崎ロータリークラブの基本理念や行動規範を守っていこうとする姿勢を脈々と堅持してきたことだと考えます。時代と共に物事の考え方も、価値観も、理解の仕方も変わり多様となっていきます。変わることを良しとされるものがある一方で守り続けるべきものもあります。それが我がクラブの伝統であると考えます。この伝統こそが茅ヶ崎ロータリークラブのらしさであり魅力であります。我がクラブは入会歴の浅い会員の割合が増す中ではありますが、変えていいものとそうではないものを諸先輩方からしっかりと学ぶ機会を確保し、クラブの魅力を大切にしていきたいと考えます。

また、友情と親睦という言葉があるように、生涯の仲間ができるのがこのクラブだと思います。年齢も性別も職業もキャリアも環境も違う多様な人々が集い事を為すにあたり、ときには軋轢が生じることがあるかもしれません。しかし、今一度なぜクラブに入会したのか、何のために活動しているのかを理解すれば自ずと答えは出てくるはずであり、求める側から与える側になることは我々自身の成長につながります。クラブは多様な 能力をもつ会員の集合体であり、そのクラブが更なる成長を遂げたとき社会に対して素晴らしいものをもたらすようになるのではないかと考えます。お互いの個性を認め、また多様性を認め合い、お互いを尊重しあうクラブにしたいと考えます。